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輪違屋糸里

2023/12/26~2024/2/18

前回読んだ「壬生義士伝」とは違った視点で新選組を見ることができ、

とても興味深い作品だった。

主要な登場人物が善人なのか悪人なのか・・・

見かたが変われば随分と印象も違ってくるものだと感じ、

その魅力にどっぷり嵌る結果となった。

糸里の最後の決意は圧巻であった。

お殿様の御前で詠んだ歌がなんと素敵なことか。

刀を持たぬ武士とはこのことか、なるほど土方も惚れる訳だと一人得心。