小部屋の本棚

読書記憶の保管場所

浅田次郎

一刀斎夢録

2024/2/18~2024/4/1 齋藤一の視点で回想されていく新選組の世界。 「壬生義士伝」、「輪違屋糸里」に続く本作も浅田先生のすばらしい表現に敬服しながら、頁を捲る日々となった。 人間を只の糞袋と見做し、冷酷に無慈悲に屠る最強(恐)の剣豪。 そんな斎藤一…

輪違屋糸里

2023/12/26~2024/2/18 前回読んだ「壬生義士伝」とは違った視点で新選組を見ることができ、 とても興味深い作品だった。 主要な登場人物が善人なのか悪人なのか・・・ 見かたが変われば随分と印象も違ってくるものだと感じ、 その魅力にどっぷり嵌る結果と…

壬生義士伝

2023/12/7~2023/12/26 ここに「真の格好良さ」を垣間見た。 他人からどう見られても、何を言われても己の信念を曲げない。 妻子を守る責を貫いた吉村貫一郎。 武士道と友情との狭間で苦しむ大野次郎右衛門。 この二人の最後の別れの場面には思わず涙腺が緩…